今回の熊本の震災にて、建物へのダメージ確認が国・県ベースで行われていますが、ダメージが少ないと判断された建物には緑色の検査済証が貼られます。
「調査済(緑)」は被災度は小さいとされ使用可能です。
「調査済(黄)」は、一定の修理等を行えば使用継続可能です。
「調査済(赤)」は、構造的に問題があり倒壊の危険性が高い場合に貼ります。
緑色の調査済証が貼られた建物で、賃貸OKとなったものは、青色物件と呼ばれているのですが、これがなかなか不動産屋まで出回りません。
「空室あり」でも、問い合わせるとオーナーさんの知人が借り受けていたりなど、様々な理由で賃貸物件にはならず、賃貸NG物件、もしくは確保済物件となるのです。
物件に対する希望条件を厳しくすると見つかりませんので、地域のみを条件として不動産屋に頼んでおいたのですが、GWも終わり落ち着いて来たのか、青色物件に空きが出たとの連絡が入りました。
早速物件を見に行ったのですが、築26年の物件とのことで、外観や作りには多少古臭さを感じます。
しかし、目視確認する限りコンクリートなどのクラックなどもなく、利便性の高い地域の物件という希望の条件もクリアしています。
問題点は、1DKの和室だということ。
今回確保する部屋の目的は、入浴&着替えなどの荷物を置いておくスペース、そして身内(女性陣)の寝床としての利用ですが、女性陣の中に畳が駄目と言うのが1人いるのです。
しかし、好きなタイミングでお風呂に入ったり、人の目を気にせず着替えたり眠ることが出来るのですから贅沢は言ってられません。
畳の厚みを確認すると、約5cmのようです。
一般的に流通している根太部材(ネダ=基礎部分)の太さを考えると、フローリング材を貼るほうが高さ合わせが楽だと考えたのですが、長く住む場所ではないですし、コストと元に戻すことを考えクッションフロアを使うことにしました。
まず、畳を剥いだ状態は、繊維状の物体がコンクリートで固めてあるような不思議な状態。

はじめての経験なので、これが普通の状態なのかわかりませんが、畳を敷くベースは綺麗な面が出ているわけではないようです。
多少の高低差であれば、プラダンの潰れで多少は面が出せるでしょうから、今回もプラダンを使うことにします。
畳を剥いで、

プラダンを敷き詰めて、継ぎ目をアルミテープで連結し、

根太(27x36)の長辺(高さ36mm)を縦に使えるようブチル両面テープを貼り、

均等にプラダンに貼り付け、カットしたコンパネ(10.5mm)を並べ、

ビス止め。

プラダンは敷いただけで固定していませんので多少浮いてる部分なども出ますが、細い長めのネジを使い、まわりの木部分に斜めに締め付ければ安定しますし、板鳴りなどもありません。
元に戻すことを考えなければ、プラダンや根太などを固定したほうが良いでしょうが、戻し易さまで意識すると、こんな感じのベース作りが良いと思います。
綺麗に拭き掃除して、完全に乾いてからクッションフロアを貼ります。
ちなみに、今回使った根太を横にして使うと(高さ27mm)、12mm程度のフローリング材を貼ることが出来ます。
畳の厚さが5cm程度であれば、フローリングでもクッションフロアでも、27x36mmの根太&10.5mmのコンパネは、ベースとして使いやすい高さを確保出来ますし、お安いのでお勧めです。
今回のクッションフロアベースで掛かった費用
・プラダン(2mm) : 210円(x6)
・根太(27mmx36mmx2000mm) : 1350円(20本)
・コンパネ(10.5mm) : 1025円(x6)・ブチル両面テープ : 760円
・アルミテープ : 108円
・コースレット(細軸 25mm) : 500円くらい
・コースレッド(細軸 45mm) : 500円くらい
0 件のコメント:
コメントを投稿