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4/10/2019

ステップワゴン(RF3)車検


パワステフルード漏れも改善し、あきらかに車検に通らない不具合は無くなりましたので、安全に走行するための油脂類の交換や調整など、車検には直接関係のない整備を行い、とりあえず車検を受けて来ました。


3名登録のRF3は珍しいかもしれませんので、画像を載せておきます。
※3列目シートは折りたたんだだけの状態で通しています



今回のユーザー車検の様子を書くつもりは無かったので、一般的な整備に関する画像は一切ありませんが、去年から変更された項目がありましたので、ダサ可愛いRF3マニアの方への情報として報告しておきます。


まず、去年までのヘッドライト光軸テストは、ハイビームが主体でした。
RF3(純正HID)はヘッドライトに癖があり、ハイビームで光軸を会わせるとロービームは光が散り複数の軸が出てしまいます。
また、ロービームに合わせると、ハイビーム側の軸が散ってしまう。
しかも、ハイビームでの車検が行われていた年代の車ですから、ロービームで光軸を合わせるのは結構大変です。

ロービームでの検査が行われるようになってから、壁を照らして適当に合わせ、運良く車検が通過出来るなんてことは、RF3に関しては1度もありません。
一応は、適当に合わせて検査ラインを通すのですが、毎回1回目の検査ではNG判定です。


まあ、足回り含め頻繁にイジっているので当然なのですが、このあたりの調整も落ち着きましたので、去年テスター屋さんに光軸調整をしてもらった後は、特定の場所に車を停車し、前方10mに板を立て、ライトのカットのみ意識した簡易光軸調整治具を用意しました。

今回この治具で確認したところ、特にズレは無かったためそのまま検査に持って行ったのですが、去年までとは違いロービーム時点で大幅にNGだとハイビームの検査が行われません。

去年まで:ロービームNG → ハイビームOK

という流れだったのが、

今年から:ロービームで大幅にNG →  ハイビームのテストは行われない

と変更されています。


つまり、今後の車検では、ロービームである程度光軸が合っていなければ、ハイビームのテストを行ってくれないのです。


前記したように、ロービームである程度光軸を合わせた場合、ハイビームでは軸が散ってしまいます。
ハイビームでのテストを行う条件をクリア出来るレベルでロービームの軸を合わせ、ハイビームで合格を狙う、という流れはRF3では不可能だと考えています。
つまり、現行車同様にロービームで合格しなければならないということ。


ということで、今回もテスター屋さんに持ち込みました。

いつもお世話になっているのが「ライト調整フクシマ」さん。
熊本陸運局から近いので、1回目の検査で光軸がNG判定だった場合に持ち込んでいます。

まあ、RF3は構造変更時以外、毎回持ち込んでいることになるのですが、検査費用1600円で合格するまで面倒を見てくれますし、難しいRF3の光軸をロービームでしっかり合わせてくれました。


今後は、ヘッドライトの調子含め、運が悪ければ車検に通らないRF3が出てくるかもしれません。
RF3をユーザー車検に持ち込まれる方は、ロービームでしっかり光軸が調整出来ることを確認後、持ち込まれることをオススメします。
少なくとも、自賠責保険や重量税の支払いは、車検通過後にしておいた方が安全でしょうね。


ちなみに、車検ラインは1回の申請で3回まで通すことが出来ますので、2回までは不合格でも再申請や追加費用はありません。
とりあえずラインを通し、不合格となった不具合箇所に関する詳細を聞いた後、対策することも出来るので、ユーザー車検でも気軽に受けることが出来ます。


実際の検査用紙ですが、今回も当然のように1回目は不合格でした。

・番号灯不点灯(ナンバープレート灯球切れ)
・地上高(最低地上高9cmをクリア出来ず)
・サイドスリップ(左前1.9度のズレ)





しかし、サイドスリップと地上高で落とされたのははじめての経験。
今回タイロッドエンドを交換したのですが、調整と確認が不十分だったようです。

NG判定となった数値を検査員に確認すると「左側のトーがイン側に1.9度ズレている」との情報を頂きましたので、この情報を元に、左前のみタイロッド調整をしました。


ラインや検査員にも依りますが、基準値のある項目がNGとなった場合は、基準値からのズレを教えてくれます。
ただし、データが残らないラインもあるので、ラインに乗る前に「NGとなった検査項目は、検査用紙に数値をメモしておいてもらえませんか?」と頼んでおくと安心です。



地上高に関して、うちのステップワゴンはメンバー下のボルトが一番低い状態です。
つまり、このボルト部分を、最低地上高90mm+α で合わせていました。
※明るさなど加工してみましたが、上手く撮影出来ていませんでした



車高などがNGとなった場合、どこが問題なのか新規ラインで確認してもらうのですが、このボルト部分は91mmとギリギリOKの状態で、今回引っかかったのはマフラーの触媒部分でした。
※マフラー触媒部分の最低地上高88mm


マフラーバンドが劣化して、マフラーが下がった可能性がありますが、とりあえず車検を通すため、車高を上げて対応することにしました。


こんなとき、車高調は便利ですね。
リア側はロアアームをバラし、スプリングをフリーにした状態でなければ調整アダプターを回せませんが、フロント側はタイヤが組まれた状態で調整が出来ます。
今回は、フロント側を2回転締め込み、マフラー触媒部分を93mmで調整しました。
※マフラーバンド交換後、元に戻す予定





ナンバー灯に関しては、バックドアの内張りを外せば交換は簡単ですので割愛。

以上の対策により、2回めの検査で無事車検合格しました。


検査合格後、自動車重量税と自賠責保険の更新をします。





以上で必要書類が揃ったので、新しい車検証を発行してもらうため、登録窓口へ関連書類を提出します。



書類の順番まで指定されているのが面倒ですが、指示に従い待つこと20分、新しい車検証を交付して貰いました。



しかし、年間3000Kmしか走ってないんだなぁ…と毎年思う。


検査費用:1700円(400+1300)
自動車重量税:8200円(13年超)
自賠責保険料:17350円(12ヶ月)
光軸調整料:1600円
T10バルブ:324円(2個セット)
計:29174円




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