突然のトランポ計画が発動し、とりあえず車両は確保しました。
実走行19万km超えの多走行、一時抹消処理済みの車両です。
車両購入後の処理として、車両を手元に持ってこなければなりません。
陸送業者さんを使ったりするのもひとつの手ですが、最近では格安航空会社もありますし、時間と労力が許せば、自分で取りに行くというのも悪く無い選択だと思います。
例えば、私の場合は九州は熊本に在住しており、LLCを使えば関東(成田)への航空券は7000円ほどですし、関西であれば高速バスが4000円程度で使えます。
そこから車両保管場所までの移動に公共の交通機関を利用するとしても、1万円程度で十分収まるはず。
そこから高速料金、ガソリン代などを考えると、陸送業者さんを利用する場合の金額的な差は縮まるのですが、ちょっとした旅行気分を味わいたい方にはオススメ出来るのではないでしょうか?
てことで、個人的には業者さんを使わない選択をしたのですが、これらの選択により必要となる作業はこのような流れでした。
まず、購入車両の自賠責保険の残りの期間を確認し、購入車両の登録に必要となる関連書類を発送して貰います。
ここで自賠責の保証期間が残っていれば多少は楽なのですが、今回購入した車両は一時抹消登録済で、自賠責保険に関しても解約済でした。
自分で陸送する場合には、臨時ナンバーを取得することになりますが、この臨時ナンバー申請には、自賠責保険が必須です。
つまり、臨時ナンバー申請には、下記が必要ということ。
(1)車検証・一時抹消登録証(原本)
(2)自賠責保険(原本)
(3)申請費用(750円)
(5)印鑑
ここで悩んだのが自賠責保険。
本来、自賠責保険には臨時ナンバー用の「商品自動車」という枠があり、臨時ナンバー申請に必要となる5日間の保証が得られます。
しかし、これが4720円(2016年時点)で、1日あたり944円ですから、臨時ナンバー取得のみを考えると痛い出費になります。
コストを抑えることも今回の目的にひとつですから、臨時ナンバーのためだけに「商品自動車・自賠責保険」に加入するのは面白くありません。
そこで、保険屋さんに質問してみたところ、車検を取得することが目的であれば、通常の自賠責保険に加入することで、臨時ナンバーでの走行中でも保証が得られる、とのことでした。
次に問題となるのは、現在は普通乗用車で登録されていた「一時抹消登録書類」しかありません。
しかし、今回加入したいのは、「自家用小型貨物」の自賠責保険です。
どのような車両であるかを証明する書類が「過去5ナンバーであった一時抹消登録書類」しか存在しない状態で、「自家用小型貨物用の自賠責保険」に加入出来るのでしょうか?
これは素人だからこその悩みなのでしょうが、結論は「問題なし」とのこと。
理由は、自賠責保険加入に必要な車両データは「車体番号」のみだから、とのことです。
悩んでいたのが馬鹿らしくなるほど、窓口のお姉さんはサクサクと処理してくれました。
次に臨時ナンバーの取得ですが、これは自賠責保険証書と、車検証・一時抹消登録書と印鑑を持参し、役場の「課税管理課」へ申請するだけですので簡単です。
当たり前のことを当たり前のように、いつも思うのですが、「この作業人である必要がないよね?」ということ。
例えば、熊本で臨時ナンバーを取得し、関東まで移動する場合の利用可能期限は最高4日です。
前日からの申請が可能ですから、臨時ナンバー取得日に移動し、翌日に運行するような流れになるのですが、もう少し柔軟に出来ないものでしょうか?
例えば、数日前より申請・臨時ナンバー貸与して頂き、実際の運行日は3日後など。
システム的に考慮されているのは、関東にある車であれば、関東で臨時ナンバーを取得し、郵送にて返却ということなのかもしれませんが、郵送コストや手間は考えると、出来れば地元で済ませたい作業です。
まあ、愚痴を言っても仕方ありませんが、「君が今やってる作業は自動販売機でも出来ることだね、もう少し人として柔軟に対応出来るシステム造りも必要な時期じゃないの?」と、小言を言いたくなります。
ここまでの手続きに必要となる費用
・自家用小型貨物用自賠責保険(13ヶ月) : 18310円
・臨時ナンバー申請、取得 : 750円
・書類郵送料金(レターパック) : 360円
※自賠責保険に関しては、普通乗用車枠が25ヶ月:28780円(13ヶ月:17310円)と、2年単位で考えると随分安価ですし、1年車検の小型貨物登録と比較し、2年車検のメリットが感じられる部分ですね。
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