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5/11/2008

NOKIA E65 Fontrouter LT 設定(情報)

FontRouter LTの設定の注意点と、設定内容の勝手な解釈(解説)です。


Fontrouter無印と違い、LTは3度の起動失敗で無効になることがないらしいので、設定ミスで起動しなくなった場合のため、基本的なこと覚えとくと楽です。

まず、Fontrouter LTは、E:\Data\Fonts -> C:\Data/Fonts\ -> Z の順番で関連ファイルを探すらしい。
これは、Cにインストールしても、Eにインストールしても同じ。
このため、Cにインストールし、万一起動しないような状況となった場合でも、E:\Data\Fonts内に、「Enable=0」としたfontrouter.iniを置くことで、Fontrouter LTを解除することが出来るようです。
また、Cにインストールし、E:\Data\fonts内のfontrouter.iniで設定し、最後にC:\Data\Fontsに移動させるなどの手順でもOKでした。

設定したfontrouter.iniの説明しときます。

[Global]
Enable=1
NativeFont=0
LogLevel=0

「LogLevel=0」でも何故かログを吐き出してるみたいなので、ログはいらないって場合、c:\Logs\FontRouterディレクトリ(フォルダ)ごと削除した方が良さそうです。
ほっておくと端末では開けないくらいの立派な容量のファイルに成長していて驚かされます。ていうか驚きました。

ForceAntiAliased=0
ForceAntialiased項目でアンチエイリアス設定が出来ますので、ボケた感じの表示が好みの人は「4」、適当で良い人は「3」あたりが中途半端でイイです。
今回の設定では、ギザギザで見栄えが悪すぎるサイズのみにアンチエイリアスを適用したいので「0」。

FixFontMetrics=1
FixCharMetrics=0

ここは日本語フォントならばこのままOK。
中国語フォントが含まれる場合は、2段目の項目を適当に。

DisableFontFile=Z:\Resource\Fonts\NOSNR60.ttf
DisableFontFile=Z:\Resource\Fonts\NSSB60.ttf
DisableFontFile=Z:\Resource\Fonts\NSTSB60.ttf

この項目は、参照させないフォントを指定します。
今回は、NOSNR60.ttf(Nokia Sans S60 Regular)と、NSSB60.ttf(Nokia Sans S60 SemiBold)の呼び出しを、日本語を追加したNOSNR60.ttf(Nokia Sans S60 Regular)に任せ、NSTSB60.ttf(Nokia Sans TitleSmBd S60)の呼び出しを、日本語を追加したNSTSB60.ttf(Nokia Sans TitleSmBd S60)に任せるため、上記3つのフォントをDisableFontFileとして指定します。
本来この項目は、同名のフォントなどシステム的に「アタる」場合に指定するのですが、読み込むフォントが少ない方が、動作が軽くなる気がします。
このため、ひとつのフォントに全てを任せた方が良いはずですが、文字が太くなるなど、原因が特定出来ないトラブルが発生したため、見た目を重視し2つのフォントに分けました。

ZoomRatio=100
ZoomMinSize=0
ZoomMaxSize=48
Chroma=100

この項目はフォントサイズを全体的に操作出来ますので視力に合わせて適当に。

ExtraFontFile=C:\Data\Fonts\*.*
この項目はフォントファイルの置き場所を指定します。
フォントをCにしか置かないのであれば、C決め打ちでOK。
また、ひとつのフォントしか使わないのであればファイル名まで指定しても大丈夫です。

[FontMap]
*=*

全ての呼び出しに対し、すべてのフォントを参照させるための設定です。
細かな設定が必要ない場合、ここまでの設定だけで動作します。
この設定から下で細かく指定する場合その設定が優先されることになりますので、この項目は特別な指定がない場合は適当に参照してね!って感じの設定です。
とりあえずひとつのフォントを用意して、全部これで表示させてね!なんてときは、この項目の設定を行い、C:\Data\Fonts に適当なフォントを置くだけで動作します。
特定のフォントを指定し「*=フォント名」でも問題ありませんし、良く出来たフォントであればこの項目までの設定で完了です。

=Nokia Sans S60 Regular
特別な指定がない場合はこのフォントを優先してね!って感じの設定です。

Series 60 ZDigi=
Series 60 ZDigiが参照された場合、Fontreouter LTは何もしないバイパス設定です。
Series 60 ZDigiが参照された場合、本体内のSeries 60 ZDigiがそのまま使われます。
ちなみに、ひとつのフォントで全て置き換える場合、この項目にフォントを指定することで置き換わるような噂もありますが、「*=*」の影響を受けているだけです。
実際に、「*=*」がの設定がない場合は置き換わりませんし、逆に「*=*」のみで「Series 60 ZDigi=フォント名」がなくても置き換わります。
#Series 60 ZDigiはスクリーンセーバーなどのデジタル時計用のフォントのようです。

System One=Nokia Sans S60 Regular
Systemに割り当てられているフォントの参照先を指定します。
とりあえず、2つ上の=に指定したフォントを指定しておけば問題なさそうです。
ちなみに、ここを指定しない場合起動しないケースもあるようですので、細かな設定をした上で、間違ってないはずだけど・・・って場合、こちらを指定すると動作したりします。

Nokia Sans S60@13=Nokia Sans S60 Regular@13,Nokia Sans S60 Regular@13:A:Y1
Nokia Sans S60@13が呼ばれた場合、半角はNokia Sans S60 regularの13を参照してね!でも、全角はNokia Sans S60 regularの14で、アンチエイリアスを効かせてくれると嬉しいな!って設定です。
具体的には、待ち受けの時計など半角は純正のまま13で表示させ、微妙なギザギザを残してます。
全角に関しては、メールリストのタイトルに使われますので、アンチエイリアスを効かせて目に優しいボケた感じを指定しています。
しかし、フォントによっては、先に指定されたものが優先される場合があるようです。
その場合は、Nokia Sans S60@13=Nokia Sans S60 Regular@13:A などの単独指定が良さそうです。

Nokia Sans S60@14=Nokia Sans S60 Regular@14,Nokia Sans S60@14:A
Nokia Sans S60@17=Nokia Sans S60 Regular@17,Nokia Sans S60 Regular@16
Nokia Sans S60@18=Nokia Sans S60 Regular@18

これらの設定もひとつ上の説明と同じで、フォントサイズを好みに合わせて指定しているだけです。
ちなみに、15以上のフォントはアンチエイリアス効かせる必要がある場所に使われてないようなので、アンチエイリアスの指定は要らないはず。
どのサイズがどのあたりに使われているのかは、コチラで想像してください。

Nokia Sans TitleSmBd S60=
Nokia Sans TitleSmBd S60の呼び出しには、処理をせず(バイパス)、そのままNokia Sans TitleSmBd S60を参照しなさいという設定です。

;; Nokia Sans S60@9=Nokia Sans S60 Regular@9:Y1
;; Nokia Sans S60@10=Nokia Sans S60 Regular@10:Y1
;; Nokia Sans S60@11=Nokia Sans S60 Regular@11:Y1
;; Nokia Sans S60@20=S60@18:Y1
;; Nokia Sans S60@22=Nokia Sans S60 Regular@22:Y1
;; Nokia Sans S60@27=Nokia Sans S60 Regular@27:Y1
;; Nokia Sans S60@32=Nokia Sans S60 Regular@32:Y1


ここは設定の残骸・・・*=*部分で対応するようで、結果的に2重指定になるため設定を外しました。
何らかの処理をさせたいサイズだけ、Fontrouter LTに仕事をさせ、あとはバイパスさせるか指定せず、デフォルトのフォントで表示させるってのが安定させるコツみたいですね。

とりあえず、この設定で暫く様子を見ることにします。

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